2008年11月24日

2008年11月22日「レッドクリフ Part I」

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☆我が夫婦では恒例だが、「夫婦の日」での割引鑑賞である。

 呉に2件ある映画館で古い(ボロい)方の呉シネマ。

 土曜の午後1時から、しかも今をときめく?「レッドクリフ」

 という事で、ざっと見30人くらい観客がいた。

 これは呉では異例と言っても良い多さなのである。

 さて映画の紹介である。

 

 『M:I-2』などの巨匠、ジョン・ウー監督が100億円を投じて作り上げた歴史アクション大作。中国の英雄伝「三国志」を基に、国をかけて戦う男たちの壮大なロマンと、彼らを陰で支える女性たちの姿も浮き彫りにする。才気あふれる軍師を演じるのは『LOVERS』の金城武。彼とともに戦う知将役に『インファナル・アフェア』シリーズのトニー・レオンがあたる。2人の偉大な英雄ぶりに目を見張り、華麗で鮮やかなアクションに息をのむ。(シネマトゥデイ)

レッドクリフ1.jpg

あらすじ: はるか昔の中国で絶大な権力を握る曹操(チャン・フォンイー)は、その兵力にものをいわせて敵国を攻めたてていた。彼の天下統一の野望を打ち砕くため、孔明(金城武)と周瑜(トニー・レオン)はともに協力し、連合軍を結成。だが連合軍の数はわずか6万、片や曹操の軍勢は80万で、その兵力の差は誰の目にも明らかだったが……。(シネマトゥデイ)

レッドクリフ2.jpg

(情報元:「ヤフー映画」)



 いつもはテキの付き合いで映画鑑賞している私だが、

 今回は立場が逆。

 町を歩いていて呉シネマ前の大看板を見て、

 小喬さんの美しさに心を奪われ(笑)

 テキを誘ってやって来た。

 何を隠そう、私はかなりの三国志好き。

 映画開始後、私は身を乗り出して鑑賞したが、

 テキは眠気と戦うという、いつもと逆パターンだった。

 テキに「三国志を知らんと面白くなかったかね?」

 と後で聞いたら、知ってるけど思い出すのに時間が掛かり、

 始めの方はつまらなかったけど、

 だんだん面白くなって来た、とのこと。

レッドクリフ3.jpg

 要するに余り面白くなかったわけだ。

 私の率直な感想は、三国志の世界をそのまま映像化した、

 というだけで好きな人間としては惹かれる所があるものの、

 残念ながらそれ以上のものではない、というもの。

 あまり三国志を知らない人間には辛かったのではなかろうか。

 とにかく後世大いに潤色されたと思われる三国志の世界は、

 それだけでスリリングかつドラマチックであり、

 とりあえずなぞるだけでもそこそこ面白くはなるのである。

 が、本来長大で見所も満載な三国志の、

 一応クライマックスとは言える「赤壁の戦い」を切り取ったものの、

 どうしても連続大河ドラマの1回を観たような感じは否めない。

 しかも最大の見せ場は、次回を待て、だからね。

レッドクリフ4.jpg

 テキが眠気と戦ったという序盤では、

 曹操の大軍に破れて敗走し追撃を受ける劉備軍が、

 慕って着いて来る一般人民が足枷となって窮地に陥っている。

 民を捨てて逃げては、という進言に耳を貸さず、

 自分を慕う漢の人民を救えずして、この戦に何の大義があるか、

 と正義感ぶりを見せつけるが、

 おかげで夫人と、まだ赤子の跡継ぎ息子が逃げ遅れてしまう。

 そこを救うのが超雲で、彼の超人的な活躍で何とか息子だけは

 救出される、という有名な名場面だが、

 やはり知らない人間には面白みが今ひとつのようである。

 三国志には随所に名場面があるわけで、

 欲を言えば「桃園の誓い」だの「三顧の礼」だのは、

 基礎中の基礎知識として見せて欲しかったのだが、

 連続ドラマでなければ無理なのだった。

 この超雲を始め、おなじみの関羽や張飛は

 正に一騎当千のあり得ない豪傑ぶりを見せるが、

 ここはもうリアリティーを墓場に葬って観るよりない。

レッドクリフ6.jpg

 白装束で、戦場でもただ一人涼しい顔をしている孔明。

 テキは「金城武カッコいいね。」と言ってたが、

 私も彼はほぼイメージに合い好感が持てた。

 ただ今回は彼の策士ぶりが余り観られず残念。

 1つには、周瑜と余りにも簡単に結んでしまった描き方。

 本来敵国なのだから、もっと腹の探り合いがあってもと思う。

 超然としてクールなイメージだが、

 実は誰よりも義理を重んじ熱い男が孔明である。

 恐らく後編では、戦場で熱い所を見せてくれるのだろう。

レッドクリフ5.jpg
 
 さて、設定上主役か?という扱いを受けていたのは

 意外にも周瑜である。

レッドクリフ7.jpg

 音楽に精通し、戦では名軍師、その上美男子という、

 ちょっと嫌みなくらい完璧ないい男を演じているのは

 トニー・レオン。まあ適役だろうか。

 が、何と言っても妻の小喬さんの美女っぷりが素晴らし過ぎる。

レッドクリフ8.jpg

 演じているリン・チーリンさんは全然知らないが、

 いかにも東洋系らしい、色白でスレンダー、

 しとやかさの中に情熱を秘めているような完璧な美女である。

 映画の中でも描かれているが、曹操が横恋慕して周瑜から奪うため

 赤壁の戦いを仕掛けたとまで言われている。

 映画を観ればさもありなん。

 周瑜とのベッドシーンがあるのだが、ほれぼれするような肢体で、

 彼女を鑑賞するだけで映画料金のお釣りが来た気がする。

 役者についてもう少し。

 戦が近づいてもわらじを編んでいる、一目凡庸な劉備は

 イメージ通り。

 曹操はもっと極悪な悪役ぶりを見せて欲しかった。

 優柔不断な御曹司の孫権の方が風貌的には凶悪になりそうな・・・

 戦闘シーンは迫力があると言うか、中途半端にリアルだと思った。

 どうせ荒唐無稽な話なのだから、もっと思い切り演出して、

 策略などが良くわかるようにして欲しかった。

 今回の山場の曹操軍の奇襲を先回りして罠に嵌める場面など、

 敵味方入り乱れて途中から情勢がわかりにくかった。

 映画全体で良かったと思うのは、

 本当に大事な場面は最後まで見せない、ややストイックな演出。

 小喬さんも少し隠しているから光るのである。

 と、まあ結局彼女の美女っぷりで全ては救われたと言うのが

 私の結論である。さすがは「運命を司る美女」だ。



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posted by ゴルゴ40 at 12:23| 広島 ☁| Comment(0) | TrackBack(8) | シネマレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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