詰将棋パラダイス２００８年９月号中１５柴田昭彦作

【解答】１四飛・同桂・１八香・１七角成・１六歩・同馬・２四銀打・２六玉・２七歩・同馬・１五銀まで１１手



誤解８・無解２・Ａ８９・Ｂ３０・Ｃ３・平均２．７０


【短評】

青江邦正ー１七角成とは！
秋元節三ー遠くの角の参戦には驚いた。
飛鳥哲平ー詰手順がなかなか発見出来なくて電車の中でやっと・・・
天津包子ー１八香から入って苦戦。
石井豊ー角活用の組み立ては鋭い。
石岡修ー１八香〜１七角成は作者名から浮かんだが、いきなりの飛車捨ては一寸盲点になった。
市原誠ー徹底した駒を取らない攻め。
伊藤蓮矢ー受けの妙技。
井上道宣ー18香に17角はひと目だが、飛切りからの全手順はまさに神業。
今川健一ー「移動合、柴田さんらしいや」おまけ、「銀の動きに妙味あり」
宇貞光明ー金がないので詰めにくい。24銀打がキメ手。首位は確実と思う。
ＳＳー豪快な空中アクロバット。移動中合の馬を取らずに、二度動かす技も冴えている。
大川究庵ー手持ちの香はいつどこに打つか、迷わせる。最後の引銀の味よし。
太田雅人ー先に香を打つと、敵飛車が利いてきて失敗する。
小川千佳夫ーなるほど。初手１八香は打歩詰のようだ。
小野寺達也ー前半は良いのだが、後半が厳しいか。　
おむすびー24銀打ですか・・・なんでこんな手が。
かい賊ー17の移動捨合が愉快。24銀が取れないのも愉快。
加賀孝志ー駒の利きをさけつつ、中合の妙を楽しむ。
柿久桂古ー馬を翻弄シャレタ詰上り。
片山亨ー初手14飛がわかりにくかった。
鴨藤弘ー17角成合が見事。歩２枚打って終わりに通じた。
木村久昭ー17角成の移動中合が良かったです。
高坂剛ー味わいのある手の連続で、特に24銀は妙手。
小島幸喜ー攻方の大駒は消えないが感触はいい。
小林理ー角生の捨て合かと思って、作為に行き着くまで悩まされた。
斎藤博久ー新鮮な感じの移動合。
坂野均ー横利きの飛を残したくなる形。移動合まで飛び出した。移動合はさすが
佐藤司ー正に切った張った、派手好きにももってこいです。
佐藤次衛ー金なしの詰将棋も結構それなりに味があります。
潮風かおるー飛車をいきなり捨てておくのがミソ。
真保千秋ー手順が悩ましい
須川卓二ー不成でなくて成というのはちょっと意外。
末永修二ー初手は伏線的な好手。「２歩、値二千金なり」
砂川順一ーちょっとした知恵の輪。楽しめました。
武田静山ー狭い所で好手連発。
竹中歩美ー手順前後はダメですね、いきなり捨てるのは抵抗あるけど…
竹村孔明ー簡単ではないが、変にややこしくもない。読んでいて楽しくなる詰将棋。
田中悠一ー一度打った銀を香筋を通してから引くところ上手い。
千葉肇ー後から捨てると飛で取られる。金合と迷う。
千葉等ー飛を寄るタイミングが問題。角成の移動合も見事。
詰鬼人ー14飛を決め手から18香が手順、やや重い感じ。
出口智博ーこの初形で「金」がないので難しそうだったが、１八香に気付けばたんとかなりました。
出崎守ー３手目１八香に１七角成、それを取らずに１六歩が変わっている。
でんでんー初手第一感の飛寄の意味が７手目になってようやく分かる。
角成の移動合といい、よく練られている。
利波偉ー角の捨て合だけでは寂しいが、飛捨てが入って作品になった。
名越健将ー１８香１７角成はやってみるところ。これでいきなりの飛捨が推測できる。
中沢照夫ー角の移動中合は離れ業。ゆるみない手順は見事。
中出慶一ー中合捨ての前に飛捨てが旨い英断の一手。
二宮卓郎ー先に飛を捨てるのが味噌。
橋本元希ー香を打ったときの玉方の応手が悩ましかったし、変に攻めると下に脱出されるわで、考えていて楽しかった。
八徳堂ー玉は狭いのに、何か妙に詰めにくい。不思議な感触の作。
早川清一ー攻方の１八香が、始めから最後までよく効いた駒で感心する。２七歩は値千金の歩打で、気持ちがよい。
原岡望ー移動合はさすが
原田清実ー
弘光弘ー先に飛を捨てておくところがうまい。
凡骨生ー初手18香の紛れに嵌りそうだった。
増田智彬ー角のダイブ。
馬屋原剛ー期待通りの１７角成。
宮本慎一ー４手目１七角成の移動中合いが面白い手。
村松秀雄ー１目香打だが、後で初手飛捨と分かるのに一苦労。
三宅周治ー香車の効きにこだわる手順がうまい。
安原嗣治ー飛が邪魔駒とは一寸意外。フィニッシュの銀引きは正に好手。
山田和彦ー17角成の発見は難しくないが、ここから苦労する。ようやく辿り着く初手14飛。
山田淳ー初手に邪魔駒の飛車を捨てておくのがポイント。移動捨合の馬が最後まで取られないところも巧い。
山本健ー初手１八香が筋！しかし無駄に時間だけが過ぎていった・・・
ゆめぎんがー手順前後に気を使う作。
和田登ー１６歩から２４銀打はうまい順。

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