2009年07月04日

2009年7月1日「天使と悪魔」

☆「ダ・ヴィンチ・コード」の続編だと言う。

 前作もテキと2人で見に行った。

 キリスト教という大メジャーながら、

 日本人には頭でしか理解出来ないものが底流を流れていて、

 非常に知的な興奮はそそるものの、やや難解で感情移入し難い

 印象を持った前作と比べて、どうか。

 答はエンタテイメント性における格段の進歩であった。

 

ロン・ハワード監督、トム・ハンクス主演の大ヒット作、『ダ・ヴィンチ・コード』の続編となる歴史犯罪ミステリー。イタリアのローマで400年の時を超えてよみがえった秘密結社・イルミナティによるバチカンへの復讐(ふくしゅう)を阻止するべく、ガリレオの暗号コードに挑む宗教象徴学者・ラングドンの活躍を描く。ヒロインには『ミュンヘン』のイスラエル人女優アイェレット・ゾラーを抜てき。ほかにユアン・マクレガーやステラン・スカルスガルドなど、国際色豊かな実力派俳優たちが脇を固める。原作の張り詰めた緊迫感を、より臨場感たっぷりの映像で見せてくれることに期待したい。(シネマトゥデイ)

天使と悪魔1.jpg

あらすじ: 宗教象徴学の権威、ロバート・ラングドン(トム・ハンクス)は、秘密結社・イルミナティの復活を探るべくローマへ旅立つ。17世紀、バチカンの科学者への弾圧の陰で結成されたイルミナティが、今にも教皇候補の暗殺を計画しているという。ラングドンと科学者ヴィットリア(アイェレット・ゾラー)は、ガリレオの暗号コードの解明に乗り出すが……。(シネマトゥデイ)
インタビュー
(シネマトゥデイ)

天使と悪魔2.jpg

(情報元:「ヤフー映画



 始めに告白すれば、この作品は私のツボである。

 従って評価が甘いだろうと思う。

「ダ・ヴィンチ・コード」もだが、原作は一行も読んではいない。
 
 純粋に映画としてのレビューである。

天使と悪魔3.jpg

 前作と比べるとビックリするくらい話が分かりやすく、

 短時間にこれでもか、というくらいスピーディーな見せ場を

 詰め込んだ。アクションあり、残虐だが迫力十分の映像や、

 分刻みでバチカン消滅の危機までのカウントダウンのスリリングさ

 は、全くハリウッドのアクション映画と変わらないと思った。

 息も付かせぬ展開とはこの事だろう。

 往々にして途中で睡魔に襲われる私も、固唾を飲み身を乗り出して

 最後まで見終えることが出来た。大したものだ。

天使と悪魔4.jpg

 しかしながら、謎解きの楽しさや思想性は大幅に減じた。

 これを本格ミステリーのような楽しみ方をしようとすると

 困ってしまう。ラングドン教授の謎解きはほとんど瞬時に

 終わってしまい、慌ただしく自身もピンチに陥りながら、

 次から次へと犯行現場にたらい回しにされているような印象だ。

 又、聖職者達を残虐極まりない処刑で晒し者にする映像は、

 これが宗教映画では決してなく、徹頭徹尾エンタテイメントに

 徹したものであるからこそ。その割り切りがなければ、バチカンも

 撮影を許可しなかったのではなかろうか。
 
天使と悪魔5.jpeg

 又この映画のもう1つの楽しみ方は、

 名前だけは知っていてもまずお目に掛かることはない、

 バチカンの観光案内であるがごとき名所めぐりである。

 そして美しいと言っては語弊があるが、

 火あぶり、水責めと言った各種の残虐映像。

 特に最後にも出てくる火あぶりは非常に絵になる。

 かなり罰当たりな感想だが。

天使と悪魔6.jpg

 そしてネタバレになるが、あざといまでの大どんでん返しにも

 言及しておきたい。ハリウッド映画オタクのテキによれば、この

 監督のくせよね、ともう初めからこの結末がわかっていたかの

 ような口ぶりだったが、テキのミスリードにもやられた私には、

 非常に効果的だった。何しろ途中で仕切りと、コイツが怪しいよね

 などと私に話し掛けるのである。

 ネタがわかった今では映画自体がそこまでやるか、という

 くらいミスリーディングな場面で構成されていた事がわかる。

 ホント、やる事がえげつないです、この監督は。(ホメ言葉)

 初めにこの映画は私のツボ、と書いたが、日本で言えば横溝正史。

 西洋ミステリーでは、エラリー・クイーン、いやディクソン・カー

 の感じだろうか、いわゆる伝奇ミステリーの味わいで、

 おどろおどろしい舞台設定に、あざといまでのミスリーディングに

 満ちた「意外な犯人」を楽しませるエンタテイメントである。

 1つだけケチを付けるなら、科学と宗教の相克を表現するつもりか、

「反物質」という爆発物?の設定である。ストーリー展開には不要か

 もと思ったし、何より核兵器が想起されてあまり気持ちの良いもの

 ではなかった。ヘリの自動操縦で到達する距離くらいでは

 爆発の影響はほとんど減じられないのでは、と思ったがどうか。



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posted by ゴルゴ40 at 15:11| 広島 ☁ | TrackBack(1) | シネマレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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天使と悪魔
Excerpt: ダ・ヴィンチ・コードに続くラングドン教授シリーズ2作目 ラングドン教授シリーズの2作目「天使と悪魔」を見てきました。いろんな人から、「面白いよ〜」と言われ、前作「ダ・ヴィンチ・コード」も、決して嫌いで..
Weblog: toe@cinematiclife
Tracked: 2009-07-07 00:30
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